代表あいさつ
お父さんお母さん、子どもの心のサインを見落とさないでください。
あなたの苦しみは、きっと救われます。
私は大手企業に日本人を始めたくさんの外国の方を派遣し、製造から物流、そして最終工程までできる社員を育てています。 私たちスタッフは、彼らからいろいろなことを学びました。物づくりの基本はまずチームワークですが、その前に人づくりです。 今年で20年になり、その間本当に多くの若者と出逢い、仕事を通して一人ひとりの悩み、不安、家族のあり方、夢や生き方を聞き、私自身勉強させられました。
私のハートケアコンシェルジェ支援の始まりは、薬物で事件を起こした若者との4年間の共同生活がきっかけでした。 何度も繰り返す事件に、若者の親は息子を避け、はれ物にさわるような何とも情のない表面だけの親子関係でした。
何らかのきっかけで犯してしまった事件、犯罪。好奇心から手を出した薬物。リストカット。周りにいる家族や親はこういった彼らとどのように接していたのでしょう。 もっと早い段階で各種支援の窓口に相談していれば改善策はあったはずです。近年増えるひきこもり、不登校、暴力、虐待、いじめ、愛情にみたされていない未熟な感情は、ちょっとしたきっかけで逆上し、心の持っていき場がなくなり、心を閉ざしてしまいます。 そして、家に居ながら居心地が悪く、親の顔色ばかりを気にするようになります。親は「どうして!なんでうちの子に限って」とよく言いますが、子どもの異変には理由があります。 心の傷が小さいうちに絶対に見つけてください。見て見ぬふりはいけません。
成長期の大切な時期に共に悩み、支え、同じ目線で会話し、子どもの抱えているストレスを親はしっかり受け止める必要があります。 子どもは大人と違ってストレスの解消法を知りません。学校、成績、自立、就職。 親は点数に期待ばかりをふくらませ子どもは、まるで工場のラインにのっている部品のようです。 全部が完璧な部品ではありません。知恵を出し、手をかけるから不良品にならずに済むのです。 子どもの成長過程も同じです。大人になっていく中で親の愛情、環境、家族のあり方や接し方はとても大切です。 子どもは、親の期待や重荷のプレッシャーから身動きがとれなくなります。子どもの異変に気づいてあげてください。 変動する社会や環境の中で子育てに悩む親はあなただけではありません。みんな楽しそうな顔をしていますが、人には何かしら悩みはあるもの。 同じ日は続きません。必ずいい日が来ます。また逆にそんなにいいことばかりは続きません。人間って社会って、そういうものだと思います。 子どもの心が元気なことがいちばんです。
人としてどう育てていくか。それに対して、親や私たちはどうお手伝いをすればいいかを考えることが大切です。子育てには母親と父親の役割をもつこと。そして夫婦仲がいいこと。 子育てに余裕を持ちましょう。家族という見えない場所で悩む前に私たちに相談してください。 恥ずかしいと思わないでください。親がまず伝えるべきことは、「世界の誰よりもあなたを愛しているんだよ」という思いを伝える言葉です。
私は、メンタルサポートを通して、皆様のお役に立ちたいと考えています。